1. まとめ
- fire は「クビにする」「解雇する」という意味の口語的で直接的な表現。感情的・非公式な響きがある。
- dismiss は「解雇する」という意味で、よりフォーマルかつ中立的な表現。また、「却下する」「退ける」といった別の意味でも使われる。
2. 意味とニュアンスの違い
- fire(クビにする)
- 主にアメリカ英語で口語的。ネガティブな理由(怠慢・違反など)で感情的に解雇するニュアンスが強い。
- よくドラマや映画で使われる直接的な表現。
- 例:
- He was fired for stealing.
- You're fired!
- dismiss(解雇する/退ける)
- 公式・文書的な表現で、解雇以外にも「退ける・却下する」の意味がある。
- 制度的・法律的な手続きを連想させることが多い。
- 例:
- The company dismissed several employees due to budget cuts.
- (予算削減のため、会社はいくつかの従業員を解雇した。)
- The judge dismissed the case.
3. 例文
✅ The boss fired him on the spot.
(上司はその場で彼をクビにした。)
✅ She was dismissed after an internal investigation.
(内部調査の後、彼女は解雇された。)
✅ He got fired for being late too many times.
(彼は何度も遅刻したことでクビになった。)
✅ The manager dismissed the complaint as trivial.
(マネージャーはその苦情を些細なものとして退けた。)
4. コロケーション(よく使われる表現)
⭐ fire:
- fire someone from a job(〜を職から解雇する)
- get fired(クビになる)
- fire on the spot(即刻解雇する)
⭐ dismiss:
- dismiss an employee/staff member(従業員を解雇する)
- dismiss a case/idea/claim(訴訟/考え/主張を退ける)
- dismiss as irrelevant/minor(重要でないとして退ける)
5. 関連語・反対語
🔹 fire の関連語: sack(英・口語でクビにする), terminate(雇用契約を終了する)
🔸 反対語: hire(雇う), employ(雇用する)
🔹 dismiss の関連語: lay off(人員削減で解雇する), reject(却下する)
🔸 反対語: recruit(採用する), accept(受け入れる)